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gleeについて語るためだけのブログです。 初めての方は『当ブログの主旨』をお読み下さい。
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感想書くのもすごい久々になってしまいました。
相変わらずglee三昧の日々を送っているんですけど、まとまった文章を集中して書く時間がなかなかないんですよね…。
でも今回はちょっと久し振りに燃え滾ってしまってTwitterで語るとTLを埋めてしまいそうなのでこちらに。(笑)

さて。ホイットニーのトリビュートでした。
私は彼女の熱狂的ファンというわけじゃないんですが、それでも何曲もかつて聴いていた曲があります。

ただトリビュートエピは個人的にはあまり良い印象がなくて、何故なら一人のアーティストの、それも代表曲の中からの選曲ということで、ドラマのストーリー展開がパフォーマンスの辻褄合わせに走りがちだからです。
S2のブリトニー・スピアーズのエピのように。(トリビュートじゃないけどロッキーホラーとかもそんな感じ)
勿論PV感覚で観れば楽しめるし、S1のマドンナエピなんか大好きなエピなんですけど、何しろ今は卒業を前にしてストーリーを大事にして欲しい時期なので、トリビュートエピか…とやっぱり少し不安に思ったりして。
でも今回のエピはストーリー部分と曲部分の繋げ方が凄く良かったです。
KlaineとWemmaとQuinn&Joeに焦点が絞られてたからかな。

★Klaine
最近素っ気ないBlaineにKurtは不満を抱えている。
そんな時、KurtはレコードショップでChandlerという男の子と出会って仲良くなる。(彼はKurtのファッションを褒めてくれて、音楽の好みも合う様子)
アドレスを交換して、頻繁にメールするようになるKurtとChandler君。
一方、Kurtが誰かと楽しそうにメールしている様子を横目で見て不安になっていくBlaine。
その後ベッドルームで、BlaineはKurtのiphoneを片手に「Chandlerって誰?彼が好きなんだ?」と彼を問い詰める。
Kurtは浮気じゃないと否定しつつもBlaineが最近Kurtに愛情を示してくれていないと告げる。
Blaineは納得できない様子で、学校にてIt's Not Right But It's Okをパフォーマンス。
後日、KurtはBlaineへの気持ちとしてI have Nothingを歌うが、Blaineの蟠りはまだ解けない様子。
その後二人はEmmaのカップルセラピーを受ける。
最初どうでもいいような些細なことを挙げつらってKurtへの不満を表していたBlaineは、次第に、KurtがNYADAに合格してNYに行ってしまい自分が取り残されることへの不安と、最近Kurtに余所余所しくしていたのは彼のいない生活を試していたからだということを打ち明ける。
Blaineの本音に驚いたKurtは「僕がNYに行っても、きみが僕を失うなんてことはないと約束するよ」と告げ、二人は仲直りする。

という流れなんですが。
なんですかこれ…。エピソード全体の7割ぐらいがKlaineだったのです、が…。
あれこれKlaineトリビュートだっけ?(違)

…はい。
ええと、今回のエピはスポイラーの段階から大変楽しみにしていました。
ポイントは
・BlaineがKurtの不実を疑う
・KurtがBlaineにI have Nothingを歌う
という点。

一つ目に関して、思うに、世界中のKlainerが抱えていた不満のひとつとして、「BlaineからKurtへの執着がいまいち見えない」ということがあったんじゃないかなぁと。
S2のBlaineはダルトンという箱庭の中のKurtの王子様なので現実離れしたフワフワした存在で一向に構わないんですが、S3になってブレザーという王子服を脱ぎ捨て、マッキンリーというリアル世界へと足を踏み入れた筈のBlaineは、それなのにいつまでもKurtに対して人間味が薄かったと私は思っています。
Blaineのキャラを掘り下げるというのなら、Finnとの友情とか、兄貴との確執とか、そんな取ってつけた関係性以前に、まず誰よりも関係の深いKurtとの恋愛をリアルに描写するべきだったと思うのですよ。
きみと卒業の年を一緒に過ごしたいから転校して欲しいと乞われて転校しちゃうとか、そういうお伽噺の延長じゃなくて。
Sebastianの登場はKurtのコメディ要素を復帰させたし、Klaineの間に波風を立たせて関係を進展させる上で良い役割を果たしたと思います。
でもBlaineの内面描写という意味では何の意味も果たさなかったどころか、明らかにSebasが自分に気があるのが解っていてメールしたり電話したり挙句にNDの大会用セットリストを流してしまったりと、天然で何を考えてるかよく解らないキャライメージに磨きをかけただけだった気がします。
まぁそれはそれで、天然でちょっと空気が読めない子、というキャラ付けなのだなと見ればいいとは思うのだけど。
ただやはりKurt好きとしては、そういうBlaineの人間味のなさが物足りないと思ってしまう部分はあって。
(それにやっぱりBlaineがNDの中にあってどことなく浮いて感じてしまうのは、彼がまだお伽噺の国に片足突っ込んだままだからだと思う)
だから今回の、BlaineがKurtと離れることに不安を感じて逆に距離を置いてしまい、Kurtもそれで不安を感じ、新しくできた自分を認めてくれるゲイの友人との関係が楽しくてそちらにのめり込み、Blaineはそれに嫉妬…という恋愛の悪循環には、やっとBlaineに求めていた描写を貰えた、という気持ちです。
一応仕事で恋愛を描いている身として言わせて貰えば、優しさや思いやりばかりの恋愛ドラマには何の面白みもありません。
恋してるから疑ったり嫉妬したり悩んだりするわけで、逆に言えばそういう負の感情の存在しない関係は果たして恋なの?と。
それでも今までKlaineの関係が恋愛として成り立っていたのは、一重にその負の部分をKurtが一身に背負ってきたからですよね。
片想い時代から。
S2ではGAPで期待して、ガッカリして、RachelとBlaineの接近に不安になって、ゲイだのバイだので喧嘩して。
S3では自分のやりたかった役を簡単に射止めるBlaineの姿にショックを受けつつも受け入れて、Sebasに嫉妬して、Blaineにそれを打ち明けて、拗れて。
だから、ここへきてBlaineがKurtとの関係に負の感情を示したことで、やっとKlaineの関係が一方通行でなくなったように私には思えたのです。

それと、Blaineの年下設定がようやく生きたな、と。
Twitterでもちらっと書いたんですが、私は元々年下攻っていう属性が大好きで(笑)本来なら年下彼氏とKurtっていうのは属性的にはピンポイントで萌えを突いてこられるような設定なのですが。
ただS2のBlaineが、あまりに年上(途中から同学年ですが)を意識した、年上ならではのキャラ作りをしていたために、
S3で年下になったことが本当に受け入れ難くて、マッキンリー転入以上に失敗な設定変更だったと正直未だに思っています。
上で色々書きましたが、Blaineが掴みどころのない人間味の薄いキャライメージになってしまった一因だとも思います。
キャラの立ち位置がいきなり90°くらい変わってしまったんだから当たり前です。
S2→S3と大幅な演技プラン変更を強いられたであろうDarrenに同情を禁じ得ません。
でも今回のエピで、服装だとか怒りっぽさだとかで付け焼刃的に幼さを表現するのではなくて、Kurtに対するBlaineの立ち位置がきっちり定まったことで、やっと「年下のBlaine」が地に足をつけた気がしました。
そもそもBlaineというのは登場から1シーズン、ほぼKurtとしか絡んでない、Kurtのためのキャラだったわけですよ。
だからそこを宙ぶらりんにしたまま、いくらNDの中で年下組ですというキャラ作りをしようとしたところで、S2のKurtとの関係性を引き摺っている視聴者にとってはちぐはぐな印象にしかならないんですよね。
今回年下のBlaineと年上のKurt、という関係性が上書きされたことで、そのちぐはぐ感が多少払拭されたんじゃないかな、と思います。(まぁだからと言ってS2の記憶を消せるわけじゃないけども)

それから二つ目。KurtのI have Nothing。
これKurtファンの人の中では否定的な感想もちらほら見かけますね。
確かに、「あなたの来ない場所には行きたくない」とか「あなたがいなかったら私には何もない」という歌詞は、どんな時も自分をしっかり持って夢を追うKurtを愛する立場からするとちょっと違うんじゃないかと思ってしまう気持ちはよく解るんですけど。
ただ、そもそもこれそういう意図の曲ではないのでは…?と個人的には思うのですが…。
だってこういう歌詞もあるのです。
take me for what I am 'Cause I'll never change all my colors for you
(ありのままの私を受け入れて。だって私はあなたのために自分の色を変えるつもりはないから)
これ凄くKurtらしいと思うんですよね。
I don't wanna have to go where you don't follow
にしたって、「あなたが来ない場所には行きたくない」=「だから私を追いかけて」っていうニュアンスだと思うんですよねえ。
「あなたが いない 場所には」じゃなくて「あなたの 来ない 場所には」なので。
Blaineも卒業後はNYに行くつもりでいるわけなので、これはKlaineの状況にかなりマッチした歌詞なのではと思いますです。
I have Nothingにしても、なんというか、私にはあなたとの恋愛が全てなのよ、だから捨てないで!っていういわゆる依存みたいな感情は感じないのですよね。
現実的なことを言えば、多分Blaineを失ってもKurtは立ち上がって夢を追って普通に生きていくのだろうけど、感情的にはそれくらい深い愛があって、それを疑わないで、と相手に歌う時に「僕にはきみしかいないんだよ」というのは、間違っていないんじゃないかな。
実際、S2の孤独なKurtにとってBlaineの存在がどれだけ救いで、どれだけ唯一無二だったかを考えれば、それくらいの気持ちはあってもおかしくないような。
なので個人的には、これをKurtが歌うことに特に違和感はありませんでした。
何より転調してからのKurtの表情。
Blaineに気持ちを解って欲しい、どうして解ってくれないの?と必死で訴えかけるようなあの表情に完全にやられました。
歌い始めは少し憤慨した表情なのも素晴らしいです。
BlaineのIt's Not Right But It's Okに対するリアクションも感心したけど、ほんとChrisは演技上手すぎるよねー…。

唯一の不満はキスシーンがなかったことです。(笑)
いや笑いごとじゃないよ。
あそこでハグは逆に 不 自 然 だよ。
Chrisなんて演技上手すぎて思いっきり キ ス し た い って顔だったよ。
今回ばかりは、バレンタインエピまで文句たらたらだったBrittanaファンの人達の気持ちが少し解りかけました。
だってストレートのカップルは皆そこかしこで無駄にキスしまくってるわけですよ?
おかげで今やFinchelやTikeのキスシーンなんて背景みたいなもんです。
なんでそう極端なのか。
ストレートカップルはもっと出し惜しみして、ゲイカップルはせめてメインエピ貰った時くらいはハグに逃げずにキスするべきです。
とりあえず、プロムこそはと信じています。

★Kum
すみません今回が如何にKlaineエピだったからと言ってもColferstreetシッパーの私としては(笑)これに触れないわけには参りません。
なんですか。
どうしたんですか。
何故突然二人で踊りだしたり二人でひっついて座ったり携帯覗き込んでキャッキャしたりしだしたんですか。(動揺)
最後もピアノの上に乗るKurtのそばでそのピアノに寄り掛かっているのですよ…!!
Kurtと女の子の友情は勿論大好きだし、女子の中にひとり混ざって楽しそうなKurtも勿論大好きだけど、こうして男子と仲良くしてるのを見るとなんかもう嬉しくて仕方ないです。
ダンス教室の時にPuckと手を繋いでキャーってなってたのも可愛かったなー。
ただPuckだと、中の人出ちゃってね?みたいな(笑)ちょっとキャラから逸脱した面白さというのを感じてしまうわけなんですが、これがSamとKurtだと、なんか普通に裏で良い友情が成立してそうな感じに思えてきます。
なんだかんだでND内でKurtとエピソードらしいエピソードのあった男子は今までBlaineとFinnとSamだけなんですよね。
女子だとほぼ全員(Tina以外?)と大なり小なり絡んでいるだけに、如何にKurtが女子組かということなんですが。
Finnに関してはS3に入ってどうしちゃったのというくらいKurtに優しいFinnというのを何度も見せられて、更には前回のぬいぐるみの件のように台詞の端々で家では兄弟しちゃってますよというのをアピールされるので、もうご馳走様ですという感じではありますが、それでもFinnとKurtが学校で普通の男友達のように振る舞うことはないのですよね。
だから、Kurtとそれができる唯一の存在がSamなんだなぁと。
最初からゲイへの偏見ゼロの、ちょっと天然アホの子、でも底抜けにイイ奴なSamだけなんですよね。
ありがとう神様。

★Hummelberry
毎回のようにこの二人の会話が挟まれるのが至福です。
ただ正直最近の良い子ちゃんなRachelには物足りなさも感じたりしないと言ったら嘘になるんですけど(Kurtも然り)本当に成長したなーと感慨深さもあったりで複雑です。
まぁ彼女も浮気やら何やらでは何度も痛い目に遭ってきたわけなので、経験者からのアドバイス、という感じで。
そして僕らは老夫婦みたいな有様だと不満たらたらなKurtは、もうベイビィペンギンではないんだなーと思ったり。笑
廊下で赤裸々すぎませんかw

★Quinn&Joe
私はリアリティショーというのがあまり好きじゃないので(役者のことを先に知ってしまいたくないんですよね。後からこんな人なのかと知っていくのは好きなんですけど、あくまで最初の最初は仕事ぶりの方を先に見たい)TGPを観ていなくて、出身者4人とも中の人のことは全く知らない状態だったんですが、Joeが一番好きです。
決して影は濃くないけど、なんか気になるんですよね。
というかなんであんなドレッドヘアと目力を持っているのにあんなに影が薄いのかと逆に気になります。
あとなんか器用貧乏っぽい人って好きなんですよね。
歌も上手いし楽器も弾けるしイケメンだしそれなりに出番も貰ってて、なのにそつがなさ過ぎて目立たないとか、可哀相すぎて実に好みです。(おい)
Quinnに関しては、私はS2の中盤辺りからずっと、いい加減独りで歩いて欲しいというか、彼氏やステータスに依存しない姿が見たいとずっと思っていて、なのでS3の初めでグレた時、これで彼氏ができて落ち着くとかだったら最悪だなーと思ったのでした。
でも実際はちゃんと成長した姿を見せてくれたので、良かったなぁと。
なのでここから先Joeと付き合うことになっても、素直に応援します。
ほんと言えばArtieを期待してたんですけどね。(二人とも今までの恋愛では見られなかった姿が見られそうだから)


まだまだ語りたいことは尽きませんがいい加減長すぎるのでこの辺で。
卒業を思うと泣きそうですが、あと5回、全力で楽しみたいと思います。

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S3Ep7の感想です。ネタバレ要注意。


ええと。
Twitterの方見て下さってる方は、前日まで大騒ぎだった私のテンションが放映後微妙だったことにもしかしたらお気づきかもしれないですが。(苦笑)
うーん、なんだろう。
前述したように私、Ep6が本当に胸に痛くて、でも大好きで、S3の中でも忘れられないエピになったなぁなんて思っていたのです。
が、解決編(?)である今回、終始「あれ…?」っていう気持ちが拭えなかったというか、なんかすっきりしなかったというか…。

多分そう思った一番の原因はKlaineのPerfectの使い方なのかなぁ、と思うのですが。
放映前、他の曲から3日遅れでPerfectがリリースされたのを聴いて、私本当に感動したのですよ。
元々原曲が好きだし、久し振りのKurtの曲だし、もっと久し振りのKlaineデュエットだしということで心底楽しみにしてたんですが、期待を裏切らない仕上がりだったと思います。
ただあれを聴いた時、「これをSantanaに向けて歌うのか…」となんとなく釈然としないものを感じたりもして。
それで本編を観てみたら、なんと1曲目。
何も話が盛り上がっていない中での1曲目ですよ。
で、そこまでの流れも、Finnが臨戦態勢のSantanaのために勝手に「女の子週間」なるものを設定し、拒否する彼女に強引に「彼女に捧げる応援ソング」を聴かせるっていう、なんとも押し付けがましい(失敬)話で。
Blaineが「車の中で僕らがお互いに歌ってる曲をきみに歌いたいんだ」とかなんとか言って。
最初の歌い出しはしっとりとKurtのソロからなので悪くなかったんですが、サビからBlaineが歌い出すともうふたりでこれでもかと言わんばかりにイチャイチャイチャイチャ。
コメディとして考えればND全員(除Santana)ズレまくってて面白いんだけど、題材が題材なのでどうだろう。
案の定、Santanaの嫌味が炸裂するわけです。
「今までの人生で色んな屈辱を受けてきたけど、これもそのひとつだわ」
やーこれは言われても仕方ない。(笑)
私が彼女の立場だったら最後まで聴かずに部屋を出て行くレベルで空気が読めてないと思いました。
いや、別に道化的役割というならそれはそれでいいんです。
一曲目からSantanaが心を動かされるような安易なストーリーもどうかと思うし、Blaineは元々天然王子だから、多少空気を読まなくてもキャラから逸脱してはいないと思うので。
ただ、あまりにPerfectが良い曲で、Kurtの今までにピッタリの歌詞で、Klaineの歌もすごく良くて、音源だけ先行で聴いた時に本当に感動したから、ああいう使い方をされたのがとてもガッカリだったんですよね。
もっとこう思い入れのない曲で、Kurtの声とも微妙に合ってないとかそういう曲だったら、そういう役割として受け止められたと思うんだけど。
それと、Kurtも一時期誰も信じられないみたいな刺々しい状態になってたことありましたよね。チーザスから結婚式辺りにかけて。
あれってまさに今のSantanaに通じる状況で、KurtはNDの中で誰よりもSantanaの気持ちが解るキャラな筈なんですよ。
だからなんだか、うーん。
KurtにSantanaを励ますとか見守るとかいうことは勿論して欲しかったけど、ああいう形ではない方が良かったなって、正直思いました。
Kurt一人で何か歌うとか、Santanaと二人で語り合うとか、そういう方がKurtの取りそうな行動として自然なんじゃないかな。
それでPerfectは、会長選挙落ちたKurtとBlaineがお互いに歌い合うとかそういう感じにしたら良かったのではと。
なんだかとにかくすごく勿体無いシーンだったと思うのです。
それでも今回のgleeの曲で一番売れてる辺り、更に勿体無いですよね…。(※iTunesチャート7~11位辺りをウロウロ)
あの演出でこれだけ売れるってことは、普通に感動的な演出してたら更に上位狙えたと思うのに。

あとFinnの包容力的演出ですが、あれも正直、ん…?みたいな部分が。
「この音楽室の外の世界では違うだろうけど、ここにいる皆は全員きみとBrittanyのことを知ってるし祝福してるよ」とかなんとか言ってましたが、あれ、前半部分解ってるんじゃん…?
なんだろうこの上手く言い表せないモヤモヤ感。
いや、Finnはいい奴ですよ。大好きですよ。歌も素敵だったよ。
でも、いい奴なんだけど、やっぱりアホなんだなー…。(すみません)
仲間として祝福するのも応援するのもいいんだけど、でも前回学校外に知られる原因を作ったのはFinnだし、外の世界が厳しいって解ってるなら、まずそこを謝ってから話を進めて欲しかった…。
いや、FinnとSantanaの喧嘩自体は両成敗だと思うんですよ。
でもSantanaは未だ怒ってるわけで、そのSantanaに対してFinnは関係を修復にかかってるわけですよね。
だったらまず自分の非を認めるところから始めないと、ただの上から目線てことになりませんかね。
あのCMの件に対して「こんなことになるとは思わなかった。ごめん。でも僕らはきみをサポートするから」って流れだったらこんなにモヤモヤしなくて済んだと思うんですよね…。
こういう細かいところが気になっちゃうのは私が日本人だからなのかどうなのか。

チーザスの時に、皆がBurtのために祈ることすらKurtは嫌がって、結局最後は受け入れた感じになったけど最後までKurtの表情は強張っていたし、その後もずっと彼は孤独で、結局マッキンリーの外へと救いを求めて転校したじゃないですか。
私あれはすごく納得いくラインだったと思うんです。
皆がKurtのために何かしたいと思う気持ちも解るし、それを受け入れられないKurtの気持ちもよく解ったから。
ND皆がKurtの転校を止めたし、俺たちが守る、サポートすると言ったけど、そんなことはあの時のKurtには救いにはならなかった。
Kurtは既にカムアウトしていて、父親の理解を得ていて、Finnとは兄弟にすらなっていたのに、それでもやっぱり孤独だったからです。
それで逃げ出した先で周囲に何の抵抗もなく自然に受け入れられ、ゲイのBlaineと関係を築き、マッキンリーやNDを外から見つめ直したからこそ、戻ってくることができたわけですよね。
それを考えれば、ついこの前までクローゼットだったSantanaの心を開くことが、ましてやどれだけ困難なことか。
アウティングでずたずたにされた心が、そう簡単に友情を受け入れられるんだろうか。
その辺をもう少し丁寧に描いて欲しかったなぁと。
まぁgleeはゲイドラマじゃないですから、これくらいがゲイパートに割ける時間のギリギリかなって感じもするんで仕方ないとも思うんですけどね。

文句ばっか言っててすみません。
逆に良かったと思ったのがI Kissed A Girlsの流れ。
事前にパフォーマンス見た時は「え、Santanaのカムアウトにこの曲??」と思ったんですけど(女の子が好きでキスしたわって主旨の曲ではなくて、彼氏もいるストレートの女の子が好奇心で女の子とキスしちゃったわ、悪くなかったわって曲だから)、そうじゃなくて、廊下で下世話な男子に絡まれて~の流れだったのでしっくりきました。
やーあの絡まれるシーンは不愉快ですね実に。
gleeがぶっ飛んだコメディや少女漫画妄想の中にちょくちょく挟んでくるああいうリアリティ(毒とも言う)が私は好きなんですけど。
Santanaがおばあちゃんに受け入れて貰えなかったのも然り。
今回Santanaのカムアウト回ということにはなってますが、前向きな結論というよりは、強引に暴かれた末、更に強引に友達に後押しされて一応ある程度の覚悟を決めた…という感じに思えたので、今後のSantanaがどうなっていくのか、引き続き気になるところでもあります。

Kurtの落選に関しては、前回も書いたように私としてはどっちでも良かったので、そうかー可哀相に。というくらいです。
物語の王道としては前半落ちるところまで落ちたら後半巻き返して劇的なラストへと続くわけですが、アメドラだから一概にそうとも言えないですね。(苦笑)
実際向こうで、落選はKurtをS4に残すつもりだからじゃないの?なんて言われてるのを見かけましたが。
なら最初からジュニア設定にしておけばいいじゃないかと小一時間ry
S2放映終了後の私の個人的な希望としては、FinchelとKlaineでまとめてNYに行ってスピンオフをやって欲しかったんですが、Blaineジュニア設定でその夢潰えた今、もう何があっても驚きません。
Rachelも停学だし、どうなることやら。

選挙絡みだとMercedesがKurtに入れてくれたことと、Mikeの投票の仕方がかっこよすぎて惚れました。笑
PuckもKurtに入れてくれよ。実はKurtのこと好きなくせに。(あいや、変な意味でなくて)
Finnのダンスレッスンを見守りながらKurtの手を握りに行ってたのは記憶に新しいですが、今回もPerfectの時うっとりしてて笑いました。絶対Markわざとやってる。
あと、ここのところ本当に、FinnのKurtへの視線が優しくて嬉しくなってしまいますよ。
でもKurtとSantanaは状況も人間も違うんだよFinn、とも思っちゃう。
なんかその辺の根本的な認識がズレてる気がするんだ…。

最後に、Rachelが良いですね~素晴らしくRachelですね~。
投票箱に投票用紙を押し込む演技があれだけ笑えるのはすごい才能だと思います。
あと予告のFinchelの顔も。(笑)
次回はいよいよ、いよいよSamが帰ってくるということで!!!!
あーんおかえりSamおかえりChord~!
もうほんっと寂しかった。最近は慣れてきてたけど、3話ぐらいまでは音楽室のシーンの度にSamが足りないSamが足りないと思ってました。
こんなにSam好きだったとは自分でもビックリであります。
ていうかやっぱり金髪男子は必要だよね。(真顔)
曲もS3で一番好みなラインナップなので、心底次回が楽しみです。

シーズン3の最新話(Ep6)の感想です。超ネタバレ要注意。


過去のエピソードの感想を1話たりともUPできていないのにいきなり最新エピ感想です。
なんというか、今回の話は私、もしかして今までのGleeで一番胸にきたエピかもしれません。
初見から3日経ちますが、未だに強烈に胸に残っています。

・PackとShelby
やーS3のパック良いですねー!
S1とS2のいいとこどりというか。(笑)
熟女好き設定が復活して、でも内面はS1よりずっと成長してますからね。
まぁ大人が未成年に手出したら日本の非じゃなくやばいので、結ばれることはないと思いますが。
Hot For Teacherは、久し振りにこのノリきたー!という感じでテンション上がりました。
Packの声大好きだしドラム叩いてるFinnは楽しそうだし、あとBlaineはやっぱり踊れる子だなぁと。
Mikeの隣で同じ振りで踊ってあれだけついて行けるのは凄いと思います。多分他のND男子じゃできない芸当なんじゃないかな…。(あ、Artieは別として)
歌、ダンス共にこれという弱点がないのがDarrenの強みですよね。
ポップスからミュージカルナンバーまで違和感なく歌えるというのも。
でもさすがに歌いすぎだとは思ってます。(苦笑)

・SueのBurtネガティブキャンペーン動画。
さすがです。
そしてSueに抗議しに行くKurtの服が!
最近Blaineの年下設定の所為か落ち着きファッションが多くて不満だったので、トンデモ衣装のKurtに大満足です。
つかあの格好が似合ってしまうChrisすげー。
私何気に多いKurtとSueのやりとりが大好きなんですよね。
Sueの「かわいいお人形ちゃん」って呼び方とか実は愛情の裏返しだと思うんだ。
あと怒って眉を吊り上げてるChrisは単純に美しいと思います。

・マッシュアップ対決やるよー
すっかりShelbyチームのボスに収まっているSantanaですが、後ろで真似っこして踏ん反り返るSugarの可愛いことといったらありません。
さすが演技上手いですねー。
もう少し台詞があってもいい気がします。

・Hummelberry復活
あなたが恋しいのと言われて涙目でツーンとしてるKurtが可愛くてもう。
まぁなんだかんだで会長候補としてマトモなこと言ってるのKurtだけなので、頑張って欲しいところではありますが。
当選したらトップレスになっちゃうわよ!なBrittanyに負けるってのもそれはそれでGleeらしい展開かもしれないなーと思わなくもないです。
正直言って会長選の行方はどっちでもいいというか、どっちに転んでも、まぁKurtはしっかり描かれるだろうと安心しきっている部分があるのですよね…。
S3入って挫折ばっかりのKurtなので、いっこぐらい良い思いさせてあげて欲しいという気持ちも勿論ありますが――あまり説教臭いキャラになってくのもなぁ…という。
Roryかばってイジメ反対!と健気なKurtより、Sebastianに対してなんなのよこの泥棒猫!ってなってるKurtの方が好きなのですよね。笑


・FinnによるSantanaのアウティング
…さて。
どうしてこのEp6がこんなに特別気になるエピソードになったかというその原因はこれです。
周囲に暴言を吐きまくりのSantanaにFinnが冷酷なまでの反撃に出るという。
生徒達の行き交う廊下で、自分とDamianに言いたい放題言って歩き去る彼女の背に向けて、Finnが言い放ったのは
「Santana、クローゼットから出てこいよ。
 きみがどうしてそんなに周囲に当たり散らすのか解る気がするよ。
 いつも自分自身を傷つけてるからさ。
 きみはBrittanyを愛してて、でも彼女はきみに愛を返してくれないってことを周囲に対して認められないからだよ。
 痛いだろうな、本当はどう感じているか誰にも認められないのは。
 俺がきみをどう思ってるか知ってるか?臆病者」
という台詞。
これに対してSantanaは返す言葉もなく、振り返ることもできず、ただ立ち尽くすのです。

その後Sueの部屋へと呼ばれた彼女は、Sueの対立候補から送られてきた、「マッキンリーのチアリーダーにはレズビアンの生徒がいて、彼女を指導しているSueもレズビアン?」という内容のテープを見せられて、(※しっかりとSantanaを名指しで、映像入り。)「まだ両親にも言っていなかったのに」と泣きながらSueの部屋を飛び出します。

その後気丈にマッシュアップ対決のパフォーマンスをこなすSantanaは、曲の最中にFinnがRachelにしていた耳打ちが自分のことではと思い、曲が終わった直後ステージから飛び降りてFinnに詰め寄ります。
「彼女に何を言っていたの⁉」
「きみが素晴らしいって話だよ」
「嘘よ!
 あんたの所為で今はもう皆知ってるのよ!」
「学校中が知ってても、誰も気にしてないさ――」
「もう学校だけじゃないわ、皆よ!」
「何を言って…」
SantanaはFinnを平手打ちして、スタッフロールという終わり方です。

最初観た時、心臓を掴まれるような鈍い衝撃を受けました。
(英語難民なので初回からここまでちゃんと聴き取れたわけじゃないんですが、大体どういう内容のことを言っているのかは解って、それとSantanaの表情だけで充分でした)

Finnが廊下で彼女に言った台詞は、全くの正論で、だからこそ冷酷だと感じました。
この彼と彼女の言動について、本国のファンの人達も激論を交わしているみたいで、ざっとですがSantana派Finn派の主張を読んでみましたが、うーん…。
私はこれは、どちらが悪いとか悪くないとか、そういうことではないんじゃないかと思います。
誰に入れ込むか、自分がどういう生き方をしてきたか、それから当然見る側のセクシャリティもですが、そういったことによって受け取り方が違って当然で、正解なんてものはないだろうな、と。
殆どのゲイの人達にとってはアウティングは絶対に許せない行為だろうし、子供の頃イジメで自殺を考えたことがある人はゲイで悩んでいたらイジメが許されるなんてことはない、自業自得だと思うでしょう。
私はFinnもSantanaも好きなので、どちらがより悪いなんてことを言いたくはないです。
Finn派Santana派の争いは、要するにSantanaがRoryに寄ってたかってボールをぶつけたりする行為と、Finnのアウティングのどちらがより非道かっていう口論で、でもそんなのは不毛じゃないかと思う。
だってそれは同じ目に遭った人じゃないと結局は比べられないことだし、それに例え同じ経験があっても痛みの感じ方は人それぞれだから。

で、Santanaは自分がやってきたことが返ってきたんだということを多分解ってますよね。
勿論言われたことのショックも大きかったと思うけど、だから廊下でFinnに反論しなかったんだと思います。
だから何が切ないって、Santanaがそうして反撃されるまで、周囲と自分を傷つけ続けなきゃならなかったってこと。
妊娠したQuinnがMersedesに「どうして貴女達が怒らずにいられるのか解らない」と訊いた時、Mersedesの答えはこうでした。「それは怒りじゃない。傷ついてるのよ」
想いを寄せるBrittanyと、ブレッドスティックスで、ナプキンの下で手を握り合って、ようやく返された「これはデートよ」という彼女の言葉に小さな幸せを噛み締めるようにはにかんで笑っていたSantanaは、今回のFinnの言葉に小さな希望を打ち砕かれたんじゃないでしょうか。
私はきっとSantanaとBrittanyはうまく行かないだろうなとS2の頃から思っていました。
BrittanyのSantanaへの友情以上の執着が全く見えなかったから。
それはS3に入ってからも一緒で、だからEp4で「これはデートじゃなかったの?」とBrittanyが言った時、ああ、予想が外れて上手くいくんだろうか、と意外に思って、その少し予定調和じみた、ファンの要望を取り入れた結果?と邪推してしまうような結末に若干残念な気持ちを抱き、でも幸せそうなSantanaを見て、まぁいいか、と思えたんでした。
だから今回のFinnの「Brittanyはきみに愛を返してはくれない」という言葉を聞いて、やっぱりなとしっくりくる感覚を味わうと同時に、なんて残酷なことを言うんだろうと思いました。
クローゼットに籠もるSantanaにはBrittanyしかいないのに、彼女すらいずれ失うのかと。
そのことをSantanaは既に予感しているのかと。
そう考えるとどうしようもなく切なくて、私には彼女に対して自業自得だと言い捨てることはできないなぁと思ってしまいます。一

方Finnですが、彼はまぁ…なんというか損な役回りというか…。
私が思うに、Finnはどこまでもストレートの男なんだろうな、と。
Finnの世界には、Kurtに出会うまで、同性愛というものの入り込む余地は多分全くなかったんじゃないかな。
少なくともそれは彼からは遠いところにあって、身近にあって直接触れたりするものじゃなかったんだと思います。
でもFinnはKurtに出会って、色々と衝突しながらも彼を受け入れるところまで成長したわけです。
ただFinnの義兄弟であり今は尊重すべき存在であるKurtはオープンなゲイで、自分を隠すことを潔しとしない。
勿論KurtにはKurtで自分を認め周囲に認められ胸を張って生きていくというところに至るまでに紆余曲折あったわけですが、それはKurtの中の問題であってFinnの経験したことでは勿論ないから。
だからFinnにはクローゼットに籠もる気持ちは解らないし、逆にKurtの生き方をそばで見てきたからこそ、ゲイだから恥じる必要などない、自分を認めて自分らしく生きるべきなんだと、ゲイに対してそういう受け入れ方をしちゃっているのかなぁと。
クローゼットに籠もってイジメる側にまわるSantanaを「臆病者」と思うのは、自分らしさを貫いたためにイジメられる側だったKurtを勇敢だと尊敬する気持ちと裏表なのじゃないかな。
それはまさしく正論なんだけど、自分がゲイを受け入れられるようになったからといって現実社会もそうでは決してないということや(実際Finnも最初はKurtにFaggyなんて言ってたわけで)、その正論を貫くためにSantanaがどれだけの犠牲を払い、苦痛を味わっていく覚悟を持たなければならないかということを、ストレートであるFinnは解ってないし解りようがないんですよね。
勿論人の気持ちをよく考えようとする人なら完全に理解し得ないまでもある程度想像つくことではあるんで、まぁそういう意味ではやっぱりFinnはずっと勝ち組できた所為か、弱い立場の人の気持ちに鈍感ではあるんだと思う。
ただ、失敗した後に反省して、解ろうと努力することはできる子なので。
Kurtの時のように、Santanaにもここまで関わってしまった以上、きっと彼女の痛みを知ろうと努力するんじゃないかなと私は思ってます。

こうなると、Karofskyに執拗なイジメを受けながら、それでも絶対にアウティングしなかったKurtの強さと優しさに改めて頭が下がります。
しなかったというか、できなかったという方が正しいのかな…。
オープンリーゲイのKurtとクローゼットだったSantanaと、ゲイのKurtを受け入れながらもやっぱりどストレート脳なFinn。
私がGleeで好きなのは、こうやって色んな立場の視点を取り入れて、セクシャリティーというものに向き合ってくれるところ。
専門チャンネルのゲイドラマじゃできないことだと思います。



…長!!!
まぁその、そんなこんなで、色々と胸に来るものがあるエピソードでした。
ほんと毎度気持ち悪くてすみませ…;;

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