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シーズン3の最新話(Ep6)の感想です。超ネタバレ要注意。


過去のエピソードの感想を1話たりともUPできていないのにいきなり最新エピ感想です。
なんというか、今回の話は私、もしかして今までのGleeで一番胸にきたエピかもしれません。
初見から3日経ちますが、未だに強烈に胸に残っています。

・PackとShelby
やーS3のパック良いですねー!
S1とS2のいいとこどりというか。(笑)
熟女好き設定が復活して、でも内面はS1よりずっと成長してますからね。
まぁ大人が未成年に手出したら日本の非じゃなくやばいので、結ばれることはないと思いますが。
Hot For Teacherは、久し振りにこのノリきたー!という感じでテンション上がりました。
Packの声大好きだしドラム叩いてるFinnは楽しそうだし、あとBlaineはやっぱり踊れる子だなぁと。
Mikeの隣で同じ振りで踊ってあれだけついて行けるのは凄いと思います。多分他のND男子じゃできない芸当なんじゃないかな…。(あ、Artieは別として)
歌、ダンス共にこれという弱点がないのがDarrenの強みですよね。
ポップスからミュージカルナンバーまで違和感なく歌えるというのも。
でもさすがに歌いすぎだとは思ってます。(苦笑)

・SueのBurtネガティブキャンペーン動画。
さすがです。
そしてSueに抗議しに行くKurtの服が!
最近Blaineの年下設定の所為か落ち着きファッションが多くて不満だったので、トンデモ衣装のKurtに大満足です。
つかあの格好が似合ってしまうChrisすげー。
私何気に多いKurtとSueのやりとりが大好きなんですよね。
Sueの「かわいいお人形ちゃん」って呼び方とか実は愛情の裏返しだと思うんだ。
あと怒って眉を吊り上げてるChrisは単純に美しいと思います。

・マッシュアップ対決やるよー
すっかりShelbyチームのボスに収まっているSantanaですが、後ろで真似っこして踏ん反り返るSugarの可愛いことといったらありません。
さすが演技上手いですねー。
もう少し台詞があってもいい気がします。

・Hummelberry復活
あなたが恋しいのと言われて涙目でツーンとしてるKurtが可愛くてもう。
まぁなんだかんだで会長候補としてマトモなこと言ってるのKurtだけなので、頑張って欲しいところではありますが。
当選したらトップレスになっちゃうわよ!なBrittanyに負けるってのもそれはそれでGleeらしい展開かもしれないなーと思わなくもないです。
正直言って会長選の行方はどっちでもいいというか、どっちに転んでも、まぁKurtはしっかり描かれるだろうと安心しきっている部分があるのですよね…。
S3入って挫折ばっかりのKurtなので、いっこぐらい良い思いさせてあげて欲しいという気持ちも勿論ありますが――あまり説教臭いキャラになってくのもなぁ…という。
Roryかばってイジメ反対!と健気なKurtより、Sebastianに対してなんなのよこの泥棒猫!ってなってるKurtの方が好きなのですよね。笑


・FinnによるSantanaのアウティング
…さて。
どうしてこのEp6がこんなに特別気になるエピソードになったかというその原因はこれです。
周囲に暴言を吐きまくりのSantanaにFinnが冷酷なまでの反撃に出るという。
生徒達の行き交う廊下で、自分とDamianに言いたい放題言って歩き去る彼女の背に向けて、Finnが言い放ったのは
「Santana、クローゼットから出てこいよ。
 きみがどうしてそんなに周囲に当たり散らすのか解る気がするよ。
 いつも自分自身を傷つけてるからさ。
 きみはBrittanyを愛してて、でも彼女はきみに愛を返してくれないってことを周囲に対して認められないからだよ。
 痛いだろうな、本当はどう感じているか誰にも認められないのは。
 俺がきみをどう思ってるか知ってるか?臆病者」
という台詞。
これに対してSantanaは返す言葉もなく、振り返ることもできず、ただ立ち尽くすのです。

その後Sueの部屋へと呼ばれた彼女は、Sueの対立候補から送られてきた、「マッキンリーのチアリーダーにはレズビアンの生徒がいて、彼女を指導しているSueもレズビアン?」という内容のテープを見せられて、(※しっかりとSantanaを名指しで、映像入り。)「まだ両親にも言っていなかったのに」と泣きながらSueの部屋を飛び出します。

その後気丈にマッシュアップ対決のパフォーマンスをこなすSantanaは、曲の最中にFinnがRachelにしていた耳打ちが自分のことではと思い、曲が終わった直後ステージから飛び降りてFinnに詰め寄ります。
「彼女に何を言っていたの⁉」
「きみが素晴らしいって話だよ」
「嘘よ!
 あんたの所為で今はもう皆知ってるのよ!」
「学校中が知ってても、誰も気にしてないさ――」
「もう学校だけじゃないわ、皆よ!」
「何を言って…」
SantanaはFinnを平手打ちして、スタッフロールという終わり方です。

最初観た時、心臓を掴まれるような鈍い衝撃を受けました。
(英語難民なので初回からここまでちゃんと聴き取れたわけじゃないんですが、大体どういう内容のことを言っているのかは解って、それとSantanaの表情だけで充分でした)

Finnが廊下で彼女に言った台詞は、全くの正論で、だからこそ冷酷だと感じました。
この彼と彼女の言動について、本国のファンの人達も激論を交わしているみたいで、ざっとですがSantana派Finn派の主張を読んでみましたが、うーん…。
私はこれは、どちらが悪いとか悪くないとか、そういうことではないんじゃないかと思います。
誰に入れ込むか、自分がどういう生き方をしてきたか、それから当然見る側のセクシャリティもですが、そういったことによって受け取り方が違って当然で、正解なんてものはないだろうな、と。
殆どのゲイの人達にとってはアウティングは絶対に許せない行為だろうし、子供の頃イジメで自殺を考えたことがある人はゲイで悩んでいたらイジメが許されるなんてことはない、自業自得だと思うでしょう。
私はFinnもSantanaも好きなので、どちらがより悪いなんてことを言いたくはないです。
Finn派Santana派の争いは、要するにSantanaがRoryに寄ってたかってボールをぶつけたりする行為と、Finnのアウティングのどちらがより非道かっていう口論で、でもそんなのは不毛じゃないかと思う。
だってそれは同じ目に遭った人じゃないと結局は比べられないことだし、それに例え同じ経験があっても痛みの感じ方は人それぞれだから。

で、Santanaは自分がやってきたことが返ってきたんだということを多分解ってますよね。
勿論言われたことのショックも大きかったと思うけど、だから廊下でFinnに反論しなかったんだと思います。
だから何が切ないって、Santanaがそうして反撃されるまで、周囲と自分を傷つけ続けなきゃならなかったってこと。
妊娠したQuinnがMersedesに「どうして貴女達が怒らずにいられるのか解らない」と訊いた時、Mersedesの答えはこうでした。「それは怒りじゃない。傷ついてるのよ」
想いを寄せるBrittanyと、ブレッドスティックスで、ナプキンの下で手を握り合って、ようやく返された「これはデートよ」という彼女の言葉に小さな幸せを噛み締めるようにはにかんで笑っていたSantanaは、今回のFinnの言葉に小さな希望を打ち砕かれたんじゃないでしょうか。
私はきっとSantanaとBrittanyはうまく行かないだろうなとS2の頃から思っていました。
BrittanyのSantanaへの友情以上の執着が全く見えなかったから。
それはS3に入ってからも一緒で、だからEp4で「これはデートじゃなかったの?」とBrittanyが言った時、ああ、予想が外れて上手くいくんだろうか、と意外に思って、その少し予定調和じみた、ファンの要望を取り入れた結果?と邪推してしまうような結末に若干残念な気持ちを抱き、でも幸せそうなSantanaを見て、まぁいいか、と思えたんでした。
だから今回のFinnの「Brittanyはきみに愛を返してはくれない」という言葉を聞いて、やっぱりなとしっくりくる感覚を味わうと同時に、なんて残酷なことを言うんだろうと思いました。
クローゼットに籠もるSantanaにはBrittanyしかいないのに、彼女すらいずれ失うのかと。
そのことをSantanaは既に予感しているのかと。
そう考えるとどうしようもなく切なくて、私には彼女に対して自業自得だと言い捨てることはできないなぁと思ってしまいます。一

方Finnですが、彼はまぁ…なんというか損な役回りというか…。
私が思うに、Finnはどこまでもストレートの男なんだろうな、と。
Finnの世界には、Kurtに出会うまで、同性愛というものの入り込む余地は多分全くなかったんじゃないかな。
少なくともそれは彼からは遠いところにあって、身近にあって直接触れたりするものじゃなかったんだと思います。
でもFinnはKurtに出会って、色々と衝突しながらも彼を受け入れるところまで成長したわけです。
ただFinnの義兄弟であり今は尊重すべき存在であるKurtはオープンなゲイで、自分を隠すことを潔しとしない。
勿論KurtにはKurtで自分を認め周囲に認められ胸を張って生きていくというところに至るまでに紆余曲折あったわけですが、それはKurtの中の問題であってFinnの経験したことでは勿論ないから。
だからFinnにはクローゼットに籠もる気持ちは解らないし、逆にKurtの生き方をそばで見てきたからこそ、ゲイだから恥じる必要などない、自分を認めて自分らしく生きるべきなんだと、ゲイに対してそういう受け入れ方をしちゃっているのかなぁと。
クローゼットに籠もってイジメる側にまわるSantanaを「臆病者」と思うのは、自分らしさを貫いたためにイジメられる側だったKurtを勇敢だと尊敬する気持ちと裏表なのじゃないかな。
それはまさしく正論なんだけど、自分がゲイを受け入れられるようになったからといって現実社会もそうでは決してないということや(実際Finnも最初はKurtにFaggyなんて言ってたわけで)、その正論を貫くためにSantanaがどれだけの犠牲を払い、苦痛を味わっていく覚悟を持たなければならないかということを、ストレートであるFinnは解ってないし解りようがないんですよね。
勿論人の気持ちをよく考えようとする人なら完全に理解し得ないまでもある程度想像つくことではあるんで、まぁそういう意味ではやっぱりFinnはずっと勝ち組できた所為か、弱い立場の人の気持ちに鈍感ではあるんだと思う。
ただ、失敗した後に反省して、解ろうと努力することはできる子なので。
Kurtの時のように、Santanaにもここまで関わってしまった以上、きっと彼女の痛みを知ろうと努力するんじゃないかなと私は思ってます。

こうなると、Karofskyに執拗なイジメを受けながら、それでも絶対にアウティングしなかったKurtの強さと優しさに改めて頭が下がります。
しなかったというか、できなかったという方が正しいのかな…。
オープンリーゲイのKurtとクローゼットだったSantanaと、ゲイのKurtを受け入れながらもやっぱりどストレート脳なFinn。
私がGleeで好きなのは、こうやって色んな立場の視点を取り入れて、セクシャリティーというものに向き合ってくれるところ。
専門チャンネルのゲイドラマじゃできないことだと思います。



…長!!!
まぁその、そんなこんなで、色々と胸に来るものがあるエピソードでした。
ほんと毎度気持ち悪くてすみませ…;;

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